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2004/05/31

法隆寺

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王寺町方面に用事があったので、久しぶりに法隆寺に立ち寄る。本当は西院伽藍の参拝だけで十分なんだけれど、東院伽藍(夢殿)と大宝蔵院とのセットでしか参拝券を売ってくれない(1000円也)。この季節、奈良の有名寺院はどこも修学旅行生でいっぱいだ。中門前に中学生が集合させられていて、ガイドが法隆寺の説明をしていたので聞くとはなしに聞いていたら、「この柱はエンタシスの柱といい、(中略)遠くギリシヤの影響を受けているといわれております」と説明していた。うーん、まだこんな大嘘説明を堂々としているとは。このぶんだと、正倉院では「校倉造りは木の膨張収縮により庫内の湿度を一定に保つ効果があり、そのおかげで奈良時代の宝物が現在まで保存されてきました」なんて言っているんだろうなあ…。とほほ。 →MAP

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2004/05/29

東大寺の音声菩薩

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東大寺大仏殿前にある八角灯籠の火袋に彫刻された天女「音声菩薩」。天平の音が聞こえてきそう。 →MAP

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2004/05/28

東大寺二月堂ふたたび

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(前置:風邪ひいてしまって一日中ひたすら寝ていたので、26日に続いて東大寺二月堂。)登廊下越しに大仏殿を望む。ところで、前回書き忘れたけれど、二月堂では「東大寺修二会 お水取りの声明」という冊子を販売している(1200円也)。練行衆(二月堂内で行法を勤める僧侶)が唱える経文を収録・解説しているもので、仏教に興味がある向きには購入をお勧めする。国内外で何回か修二会声明公演が行われたことがあるのだが、将来また公演があるようならぜひ聴きに行きたいものだ(本当は二月堂の中で聴いてみたい(笑))。声明のCDは販売されていないのかなあ? (追記:Amazonで検索したら、あっさり発見してしまったorz。まだ熱あるなあ…。) →MAP

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2004/05/27

シロノワール

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一部で密かなブームになっている(?)コメダ珈琲店のシロノワール。名古屋を中心とする東海地方の人には珍しくもないだろうが、伊勢通いの際に食してみた。熱々のパンの上に冷たいバニラアイスクリームが乗っているというだけのシンプルなものなのだが、結構イケる。ただし、パンの直径が18センチくらいあるので、おやつとして食べるにはでかすぎ。2人で1つで十分だな。580円也。で、シロノワールの意味だけど、「白」+「ノワール(フランス語の黒)」って本当? →MAP

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2004/05/26

東大寺二月堂

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お水取りつながりということで、東大寺二月堂。お水取り(修二会)といえば3月1〜14日の上堂松明が有名。写真左の廊下を通って松明が上堂し、火の粉を振りまきながらお堂の上を行ったり来たりする様は勇壮だ。一見の価値はある。しかし、752年から1250年余にわたってこんなこと(失礼)を連綿と欠くことなく行ってきたということを考えるとき、軽い目眩を感じるのも確かなのだが(笑)。 →MAP

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2004/05/25

松明がにょっきり

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奈良町で見かけた光景。東大寺二月堂で毎年3月に行われるお水取り(修二会)の際に使われた松明(の棒)がにょっきりと。道幅は狭いし、すぐ上には電線あるしで、これがあっても車の走行には影響ないんだろうけど…。 →MAP

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2004/05/24

京都・晴明神社

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昨日引き合いに出した、京都・晴明神社(4月末に行った際に撮ったもの)。数年前に行ったときはまだ鎮座千年祭に向けて社務所の新築工事等している最中だったのだが(そういえばTBSの番組ロケやっていたっけ)、今回行って驚いた。真新しい社務所があるのはもちろんだが、隣地との境の壁には安倍晴明の絵物語が掛かっていたり、神社"公認"のグッズ売り場があったり、挙げ句の果てには一条戻り橋のレプリカまであったりする。しかも式神付きで…。また、有名人が奉納した絵馬が麗々しく飾られていた。うーん、と唸るしかない。修学旅行生や若い女性がかなり参拝していたし、社務所で行われている占いも盛況のようだ。コミックや映画をはじめとする陰陽師ブームで最も恩恵を受けたのは、この神社自身なのだろうなあ。 →MAP

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2004/05/23

鎮宅霊符神社

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北辰(北極星)を祀る鎮宅霊符神社。昨今流行の陰陽師とも関わりの深い神社であるわけだが(所在地はそのものずばりの奈良市陰陽町(笑))、観光地と化した京都・晴明神社の対極にあるといえるひなびた雰囲気が逆によい。(余談:安倍晴明繋がりで思い出したが、桜井の安倍文殊院と阿倍野の安倍晴明神社に行かなくちゃ。11月30日まで没後一千回忌記念のスタンプラリーをやっていて、両方行くと「安倍晴明生誕伝承物語」という本がもらえるんだって。) →MAP

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2004/05/22

ならまち格子の家

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奈良町の伝統的な町家を再現した「ならまち格子の家」。外観は法蓮格子と白壁が美しく、中に入ると昔の町家の生活を垣間見ることができる。奈良町を歩き疲れたときにでも、立ち寄って休憩させてもらうとよいだろう。入場無料。 →MAP

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2004/05/21

元興寺

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台風が去り天気が良くなったので、久しぶりの散歩。元興寺の境内は今でこそ小さいが、奈良・平安時代においては東大寺に次ぐ格付けの寺院(興福寺の倍の面積。現在の奈良町はすべてが元興寺の敷地内)だった。前身は蘇我馬子が588年に飛鳥の地に建立を開始した法興寺(飛鳥寺)で、平城遷都とともに奈良に移築され元興寺と改称された。移築時には、百済からの渡来人によって日本で初めて造られたという瓦も運ばれて来ており、現在も本堂と禅室の屋根に数千枚が使われている。 →MAP

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2004/05/20

烏枢沙摩明王の真言

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で、19日の余談の続き。烏枢沙摩明王の真言「オン クロダノウ ウンジャク」がなぜ「便所の真言」なのかというと、烏枢沙摩明王はこの世の一切の穢れを焼き付くす明王(元々はインドの火の神、アグニ神らしい)とされているからで、転じて便所を清浄な場所に変えるという信仰になったらしい。さらに調べてみると、烏枢沙摩明王の真言には「オン シュリマリママリ マリシュシュリ ソワカ」というのもあって、両者の違いは今のところ謎。うちわに書かれている真言がどちらかも今のところ不明。写真は高野山金剛峰寺の男子トイレに貼られていた「偈文と真言」。
(追記:梵字の分かる人(って妻なんですけど(笑))にうちわの梵字を読んでもらったところ、どうやら後者の真言が書かれているようだ、というところまで判明。)

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2004/05/19

唐招提寺のうちわまき

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毎年5月19日に行われる、唐招提寺の「うちわまき」。本来は、僧侶が舎利殿の上からうちわ(宝扇)をまき、下にいる人々が争ってそれを取り合うというのが風物詩となっているわけだが、今年は雨天のため講堂で僧侶からうちわを手渡されるという、うちわまきならぬ「うちわくばり」となってしまった。なんでも、うちわまきが中止になるのは40年ぶりとのことなので、こういう経験ができたのはラッキーだったのかも。ということで、争うことなくラブリーなハート形うちわを無事ゲットできた(去年はかなりハードな争奪戦の末、やっとのことで完品1本ゲット。1本1000円で売ってもいるんだけどね(笑))。ちなみに、うちわまきは正式には「梵網会」と言い、唐招提寺中興の祖・覚盛上人の命日法要である。余談になるが、このうちわに書かれている梵字は、千手観音と烏枢沙摩明王の真言とのこと。烏枢沙摩明王の真言といえば、京都などのお寺のトイレに「便所の真言」としてよく書かれている「オン クロダノウ ウンジャク」ですな。 →MAP

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2004/05/15

路地の商店街

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奈良に限ったことじゃないけど、昔はこんな路地の商店街があったよなあ、と懐古しつつパチリ。どの店もかなり前に営業はやめているようだ。奈良市椿井町にて。 →MAP

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2004/05/14

奈良の墨

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奈良の伝統産業の1つにがある。奈良には、写真の古梅園のほかにも墨屋が点在していて、「にぎり墨」の作成体験ができるところもいくつかある。奈良墨は、空海が墨の製法を唐から持ち帰り、興福寺二諦坊で作られたのが起源とも言われている。現在でも、全国シェアのほとんどを奈良墨が占めているとのことだ。 →MAP

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2004/05/13

笑門注連飾り @伊勢

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本日は恒例の伊勢通いの日。写真は、10日にちょっと触れた伊勢の注連飾り。「笑門」と書かれたものの他に「蘇民将来子孫家門」というバージョンもある。つまり、備後国風土記に見える、素戔嗚尊と蘇民将来の逸話に依った厄除けの風習なわけだ。ではなぜ「笑門」なのか? 初めは「蘇民将来子孫家門」と書いていたものが、後に「将門」と省略されるようになったのだが、「将門」は平将門に通じるということでこれを嫌い、「笑門」に転じたという説がある。

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2004/05/12

奈良駅の引っ越し その2

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昨日に比べてだいぶ北に移動しました。(防護柵のアクリル製窓越しに撮影しているので映り込みはご勘弁。) →MAP

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2004/05/11

奈良駅の引っ越し

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線路の高架化や道路の拡幅など、再開発工事花盛りのJR奈良駅付近。5月11日から、4日かけてJR奈良駅の旧駅舎を北に18メートル移動させる「曳家」工事が始まった。当初、線路の高架化工事の邪魔になる旧駅舎は取り壊される予定だったが、保存を要望する声があがり一転移動することとなった。移動後の活用法は未定、というのがトホホ。 →MAP

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2004/05/10

鰯の頭

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奈良の町中を歩いていると、鰯の頭を柊に刺したものが玄関先に飾ってあるのをよく見かける。節分の風習だということは知ってはいたが、横浜育ちの私にとっては実際に目にすると新鮮だったりする。そういえば、玄関先に一年中注連縄を飾っているという伊勢の風習も面白かったな。

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2004/05/09

白毫寺

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以前、2時間サスペンスドラマが大好きな友人に「ドラマの舞台となった寺にどうしても行きたい」と言われて連れてきたことがある白毫寺。ここは、奈良市街の東のはずれの高台にあって眺めがいいことと、五色椿や藤、萩などの花がきれいなことで有名だ。でも、私が一番風情があるなあと感じるのは、境内に導くこの石段だったりする。 →MAP

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2004/05/08

春日大社の藤

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藤の季節もそろそろ終わりなので、散歩がてら春日大社に行ってみる。いわゆる砂ずりの藤は終わってしまっていたので、若宮の藤を写真に収めた。(神苑では砂ずりの藤がまだ咲いていたようだが、お金を払ってまで見る気がしなかった(苦笑)。) →MAP

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2004/05/07

三ツ星醤油

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(前置:昨日に引き続き自宅療養中。)南紀旅行からの帰り、実は立ち寄ったところがある。和歌山県御坊市の醤油の老舗、堀河屋野村だ。昨年ふとしたきっかけで堀河屋野村の「三ツ星醤油 コンプラ瓶入り」を知り、試しに購入してみたのだが、これがウマい! 刺身・寿司によし、ステーキによし、サラダの隠し味によし。すっかり虜になってしまった。そろそろなくなりそうなので、立ち寄って買い足しておくことにしたというわけ。普通の三ツ星醤油でもよかったのだが、値段は張るが極上のコンプラ瓶入りをついつい買ってしまう。本当は中身だけ売ってくれると嬉しいのだけれどね。三ツ星醤油コンプラ瓶入りは6300円、三ツ星醤油は1260円也。(余談:今回日記を書くためにぐぐってみたら、マンガ「美味しんぼ」やテレビ「どっちの料理ショー」でたびたび取り上げられているらしい。) →MAP

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2004/05/06

浪切不動の龍と犬

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(前置:風邪で一日寝ているため、南紀旅行の際の写真でお茶を濁す。)高野山南院、浪切不動のお堂の天井には龍が描かれている。龍の目と目の間に立って手をたたくと天井と床が共鳴する、いわゆる「鳴龍」になっている。お堂の前にテリア系の雑種(?)犬がいたのでちょっと遊んでもらった。なんでも数年前まで奥の院の野良だったそうで、霊力はかなり強そうだ(笑)。 →MAP

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2004/05/05

南紀白浜の三段壁

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南紀旅行最終日にして、ようやく白浜の景勝地を観光することに。海中展望塔→円月島→千畳敷→三段壁(写真)とまわり、昼食をとって奈良へ帰る。本当は白浜美術館も見たかったのだが……(笑)。今回の総走行距離は700km弱。昨日雨の中を歩き回ったせいか、風邪をひいてしまったようだ。 →MAP

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2004/05/04

熊野三山

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雨模様の中、熊野三山巡り。本宮→新宮→那智の順にまわる。那智滝は雨で流量が増えていてgood(写真)。熊野午王神符3枚と八咫烏神籤を無事get。ちなみに神籤は「大吉」だった。 →MAP

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2004/05/03

高野山

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南紀白浜へ直行する予定だったが、天気が良かったので高野山に寄り道。まったく意識していなかったのだが(昨日といい今日といい…)、高野山は5月3日から胎蔵界結縁灌頂ではないか。途中で気が付いたが強行。やはりお山の上は車で大混雑していた。結縁灌頂は順番待ちが長いため断念し、南紀白浜へ向かう。写真は壇上伽藍の根本大塔。 →MAP

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2004/05/02

洞川温泉

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GWは南紀方面に旅行に行くことにした。初日は奈良県南部の天川村にある洞川温泉泊。ここは大峯山修験道の基地的場所に当たる。まったく意識していなかったのだが、5月3日の深夜が大峯山の戸開式(修験道の山開き)ということで、温泉全体がざわざわとしていた。写真は宿泊した「行者の宿 角甚」外観。 →MAP

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2004/05/01

和爾下神社

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天理市櫟本にある式内社、和爾下神社。社殿は古墳の上に建っている。歌人・柿本人麻呂の遺髪が境内に葬られたとの伝承がある(柿本氏の祖は和珥氏)。 →MAP

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